お稼ぎでぇ〜

夜中にトイレに起きた時は降っていなかったので、早朝５時か６時頃から降りだしたと思うのですが、今朝の雪降りは本格的で今季一番の降りではなかったかと思ったら、１０時過ぎには日差しが出て昼過ぎからは止んだに等しい状態になっていました。

今日の積雪量は２０ｃｍほどでしょうか、窓辺から見る敷地に隣接して立っている消防ホース箱に積もった高さ見当で、除雪作業の開始時間を見繕っています。

当方の除雪用具はスノーダンプ（ママさんダンプ）と雪ハネのみ。　ご近所からは家庭用除雪機の音が聞こえていますが、当方はもっぱら人力で、昼前３時間、午後２時間の作業で家の回りの雪をほぼ片付けました。
町の除雪ブルは２〜３度来て道路の雪を除けてくれていましたが、実に綺麗にかいていて、少しでも日差しが出ると道の雪は融けて乾いてしまうこともあります。
ただ冷えた時の除雪後の道は凍ることが多くて滑りやすく、人間ばかりでなくスノータイヤを履いている車であっても滑ります。

リキを入れて除雪作業に励んでいたら、「お稼ぎでぇ〜」という声がかかりました。
以前にも畑仕事をしていたり、薪づくりなどをしていて同じような声をかけられたことがあります。　「何も稼いでいるわけではないんだけど」と疑問に思ったものですが、当地では一所懸命に励んでいることを「稼ぐ」と言い、一種褒め言葉のようです。　同じような意味で「ずくがある」という言い方もし、「ずくなし」というのは怠けている、元気がないという意味になります。

さて、今日の雪が北から降ってきたものか、南から降ってきたものか分かりませんが、
当地では、

かみゆき（上雪）
しもゆき（下雪）

という言い方があるそうで、「かみゆき」は南の長野方面から降ってくる雪で、「しもゆき」は北側の妙高方面から降って来る雪だそうです。　「かみゆき」が降る頃になると春が近いと云われるそうです。

雪除け（雪片付け、雪掘り）作業をすると、ほどほどの肉体労働となり疲労感が残るもので、喉が乾くそんな時に飲むビールは一服の清涼飲料となります。

雪が止んだ夕方、黒姫山は雲に覆われていましたが、隣の飯縄山は夕日に稜線がくっきりと、夜になって東の空から晴れてたくさんの星が見えていました。
只今の気温はマイナス５〜６度で、明朝はもっと冷えることでしょう。